利便性を得るための代償 我々は考えているか?

池田信夫 blog グーグルの最大のリスク
「ちょっと怖い話」Googleが知ることのできる16個に及ぶ、あなたの個人情報|WEBマーケティングブログ

上記2つのエントリーを読んで思ったことを適当に。
Googleが、Googleを利用する世界中の人たちの個人情報をつかんでいるのは否定のしようがない。私は今のところGoogleのサービスで使用しているのは、iGoogleとGmailと検索くらいだが、Gmailには自分の本名が書かれたメールがくることもあるし、iGoogleにログインした状態で様々なキーワードで検索をかけることも日常茶飯事だ。

本名や住所は登録していないが、Gmailの中身からそれらを判断することは容易だし、検索キーワードのログで、何に興味があるのか、どのような属性の人間なのか、ということもある程度推測できるだろう。今後はAdSenseもやってみたいと思っているので、そうなると銀行口座もGoogleによって分かることになるだろう。

Googleがこれらの情報を悪用しないという保証はどこにもない、というのはリンク先の記事にもあるとおりで、私もこの意見には同意せざるを得ない。保証がないとなると、自分で身を守らなければならなくなるが、そうなるともっとも手っ取り早い防衛手段はGoogleのサービスを利用しない、ということになる。

Googleのサービスを利用しないなんて考えられるだろうか?答えは当然「No」だ。

防衛しなくていいのか?と聞かれれば当然防衛するべきではあるのだが、少なくとも私はGoogleにいくつかの個人情報を手渡すことによって、利便性という利益を得ている。現在はまだAdSenseはやっていないので、利益といっても金銭的な利益は一切発生していないが、別に利益は金銭的なことに限ったことでないことは誰もが経験的に理解していることだろうし、これらの利便性が金銭的価値を上回るものであるというのも直感的に感じられる人が多いのでは。

知らず知らずというか無意識のうちに、私はGoogleと取引をしていたのでは、と思うこともある。個人情報を提供することによって、Googleの便利なサービスを利用している、という。このような意識だと、もしGoogleに情報が悪用されるようなことがあった場合、ショックが大きいだろう。なぜならそんなこと取引時点で想定すらしていないからである。

こうした観点から、こういったインターネット上のサービスを利用するということは、利用者である自分と提供者である者(この場合Google)が契約を交わしていると見ることも出来る。「契約」というとちょっと堅苦しい感もあるが、それゆえにふと立ち止まって考えることも出来る。

便利なものにはついつい食いついてしまいがちだが、少し立ち止まって意識することで、当初見えなかったリスクも少しは見えてくるのかもしれない。見えるだけではリスクを回避することはできないが、無防備よりはよっぽどいい。Web上において身を守ることとは、行動する際に一度立ち止まってよく考えることなのかもしれない。もちろん、立ち止まって先に進めなくなってしまってもダメなのだが。

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Posted at 2007年09月05日 | 記事URL | 雑記 | Trackback(0) | Comment(0) | Top↑
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